約 3,820,147 件
https://w.atwiki.jp/subeta/pages/117.html
Aeanoid Antlephore Anyu Archan Bovyne Bumbus Cadogre Celinox Chai Charlie Chelon Clawsion Cybill Darkonite Demi Devonti Dillema Donadak Dragarth Endeavor Escalade Feli Fester Ghostly Harvester Hikei Hipottu Illumis Irion Jollin Kanis Keeto Kerubi Kora Kumos Lain Lasirus Legeica Magnus Mahar Mallarchy Malticorn Manchu Montre Mortking Ontra Paralix Pherret Popoko Priggle Rreign Ruffie Serpenth Sheeta Swampie Telenine Terracoon Tigrean Torrent Torrey Tutani Velosotor Warador Wyllop
https://w.atwiki.jp/subeta/pages/92.html
Aeanoid Antlephore Anyu Archan Bovyne Bumbus Cadogre Celinox Chai Charlie Chelon Clawsion Cybill Darkonite Demi Devonti Dillema Donadak Dragarth Endeavor Escalade Feli Fester Ghostly Harvester Hikei Hipottu Illumis Irion Jollin Kanis Keeto Kerubi Kora Kumos Lain Lasirus Legeica Magnus Mahar Mallarchy Malticorn Manchu Montre Mortking Ontra Paralix Pherret Popoko Priggle Rreign Ruffie Serpenth Sheeta Swampie Telenine Terracoon Tigrean Torrent Torrey Tutani Velosotor Warador Wyllop
https://w.atwiki.jp/morrowind/pages/528.html
Morrowind Overhaul 最終更新日 2014-08-08 タグ tags plugin error ページが存在しているかを確認してください。 概要 KINGPIXさん作。 サウンド、テクスチャだけでなくモデルやシェーダー、外部プログラムまで含めた統合環境プログラム。 これを導入するだけでMorrowindを遊ぶ上で必要な物は全て補完でき、グラフィックも大幅に上昇する。 また、自分の好みに合わせてModを細かく入れ替えできるようになっている。 ちなみに、このプログラムの正式名称は『Morrowind Overhaul – Sounds Graphics』である為、よく略してMGSOと呼ばれている。 現段階ではグラフィックとサウンドしか取り扱っていないが、いずれはシステム面のModも導入するらしい。 現在の最新verisonは 2.0.1 また、2.0から自動インストール機能が付いた為、Youtubeの導入チュートリアルを参考にする必要性は無くなった。インストーラーの指示に従って導入すればよい。 Morrowind Overhaul – Sounds Graphics ver3がリリース インストーラに丁寧に指示がされてあるので それに従えばよし。 日本語化MODとの併用を試すと OH3を先にインストール 当サイトの日本語化手順で日本語化をさせ、動作を確認する事ができた。 もっとも、バグやエラーを吐く部分があるかもしれませんが。 ただ 8.蒟蒻氏のサイトから以下をダウンロードし解凍、espをMorrowind\Data Filesにコピー 手順8の部分は入れると動作しなかった。 注意点 2.0以降パッチを当てたいときは、Morrowindディレクトリにある Morrowind Overhaul Auto Updater.jar を実行するだけで良い。 ダウンロード PES -- Morrowind Overhaul - Sounds Graphics torrent(バージョン2.01)isohunt 関連サイト 公式ブログ -- Ornitocopter 公式フォーラム(Bethesdaの公式フォーラムではない) Bethesdaの公式フォーラム -- (RELz) Morrowind Overhaul - Sounds Graphics コメント欄 公式サイトリンク切れ修正 -- 名無しさん (2012-02-09 17 29 00) TribunalやBloodmoonの一部の宝箱の中身が消えるバグがあるみたいです。 -- 名無しさん (2014-08-08 21 03 43) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/animech/pages/25.html
NEEDLESS アニメ「NEEDLESS」に関する情報を集めているページです。 あらすじ 2130年日本、かつての第三次世界大戦により、東京に「BS(ブラックスポット)」と呼ばれる巨大な汚染区域が生み出されていた。「BS」は廃墟として長大な壁により隔離されたが、いつの間にかその荒れ果てた大地に住み着くものが現れた。彼らを「街(シティ)」の人々は「不要者(ニードレス)」扱いしたがその中には不思議な能力を持つ者たちがいた。(Wikipedia) サイト NEEDLESS Wikipedia-NEEDLESS 無料動画 YouTube-NEEDLESS ニコニコ動画-NEEDLESS 更新ブログ #blogsearch2 ニュース NEEDLES が2020年秋冬コレクションのルックブックを公開 - HYPEBEAST 「 NEEDLESS 」という超熱いバトルアニメを知っているか? - あにぶ 今井神「NEEDLESS」連載10年で完結、新作は来年初頭 - コミックナタリー 今井神「NEEDLESS」TVアニメ化決定 - ナタリー コメント 名前 コメント ▲PAGE TOP Update 2009-10-16 21 53 22 (Fri)Total - /Today - /Yesterday - トップページ
https://w.atwiki.jp/animech/pages/38.html
ちゅーぶら!! アニメちゅーぶら!!に関する情報を集めているページです。 このページをお気に入りに追加すると、いつでも最新情報を見ることができます。 Amazon.co.jp ウィジェット 目次 あらすじ 公式サイト 関連サイト 動画検索 更新ブログ 成分解析(笑) コメント欄 あらすじ 私立桜南中学校にトップ入学した葉山奈由は入学式当日、転んだ拍子にクラスメートに派手なショーツを披露してしまう。そんな奈由の「援助交際疑惑」の真相を確かめようと彼女に接触した神宮寺弥子と白石遥は、3人揃って階段から転げ落ちた際、まくれ上がったスカートから覗く自分たちのショーツに奈由が目を輝かせる姿を見てしまう。その場で遥にアドバイスさえした彼女は、実は下着のこととなるとつい夢中になってしまう、ちょっと変わった女の子だった。 周囲の人々が誤った下着を着けていると思わず手を出してしまう奈由は、正しい下着について研究するクラブ「下着部」の設立を決意する。問題によって一度は挫折した奈由だったが、遥、やこ、そして小町や水野先生らの協力を得て新たに「下着同好会」を設立する。この物語は、下着の持つイメージ故に偏見を持たれがちな主人公・奈由が、それぞれの身体に合った下着の重要性を問いつつ奮闘する物語である。(Wikipedia) 公式サイト StarChild ちゅーぶら!! 関連サイト Wikipedia-ちゅーぶら!! 動画検索 YouTube-ちゅーぶら!! ニコニコ動画-ちゅーぶら!! 更新ブログ #blogsearch2 成分解析(笑) ちゅーぶら!!の53%は媚びで出来ています。ちゅーぶら!!の31%は玉露で出来ています。ちゅーぶら!!の10%は勇気で出来ています。ちゅーぶら!!の3%は祝福で出来ています。ちゅーぶら!!の1%は魔法で出来ています。ちゅーぶら!!の1%は鉄の意志で出来ています。ちゅーぶら!!の1%はカテキンで出来ています。 コメント欄 名前 コメント ▲PAGE TOP Update 2010-01-02 22 53 13 (Sat)Total - /Today - /Yesterday - ブログやサイトに貼るだけ。お小遣いをゲットしよう! ▼クリックすると関連する動画をすばやく表示します! アニメ ゲーム 無料 トレント 壁紙
https://w.atwiki.jp/decomp/pages/20.html
9月28日DECOMP内企画【サンタクロースの宝箱トライアスロン】のお知らせ 9月24日torrentファイルを更新 9月17日torrentファイルを更新 打開リストに新たに1本追加 9月11日DECOMP内企画【プロボウリングコンペ大会】のお知らせ 9月10日torrentファイルを更新 9月6日torrentファイルの更新を行いました 9月3日DECOMP内企画【ラッキーポーカースコアアタック】のお知らせ ぴかとれにDECOMP用torrentファイルをアップ 8月分の過去ログはこちら 9月28日 DECOMP内企画【サンタクロースの宝箱トライアスロン】のお知らせ 日時:9月29日(土)20 00~最大3時間 ゲーム:サンタクロースの宝箱(ファミコン・ディスクシステム) ルール:各自チャンネルを20時前に立てる(ジャンル例:DECOMP サンタTA) 「ビンゴゲーム」、「スロットマシン」、「ポーカーダイス」の順番で下記打開条件を目指し1種目ずつ突破していく。最初に「ポーカーダイス」を打開した人が優勝となる。 あくまでタイムを競う企画なのでタイム計測を行う。計測ツールはストップウォッチ1.4.1かSWfTAのいずれかを使用。最終種目の「ポーカーダイス」が終了した参加者はスレに打開時間を記入する。 禁止事項:倍速・連射機の使用 勝つ為に必要な要素:運。ゲームの腕一切絡みません。 各種目の打開条件第1種目:ビンゴゲームタテ・ヨコいずれかが1列揃うまでやり続ける。1列揃ったら次の種目へ 第2種目:スロットマシンスコアが500点を超えるまでまわし続ける。500点を超えたら次の種目へ0点になったらセレクトを押し、タイトルに戻りやり直し 第3種目:ポーカーダイス各役が出来たときに表示される「x○(数字)」の点を合計し100点になるまでやり続ける。合計が100点に到達した時点で打開。なお、計算は各自で行う ※いずれの種目も制限時間を設け、最大1時間とする。 1時間かかって打開できない場合は強制リタイヤで次の種目に移行すること。 今回も敗者の罰ゲームはありません!是非気軽に参加して後悔してください! 明日の29日と直前発表になって申し訳ないです! 9月24日 torrentファイルを更新 ぴかとれさんにて設置させてもらっているtorrentファイルの更新を行いました。シードされている方はファイルの更新をよろしくお願いします。更新箇所は以下になります。 picture内に新規打開分画像を追加 music内に音楽を3本追加1ペア - 6分の1のDECO旅人 J-WALK 炎の鎮魂歌 from Road Blaster FX タヌキ汁 - データイーストの効能? movie内に打開動画を14本追加0801 開会式 0801 AC マジカルドロップ3 某0 0801 SFC マジカルドロップ 某0 0801 SFC マジカルドロップ2 某0 0802 PS ボイスアイドルコレクション ミュル 0804 FC ロボコップ ミュル 0807 AC 水滸演武 ミュル 0810 AC ガンボール ろすた・すね~く・ヘボ 0812 ACDC ディスコNo.1 ミュル 0816 AC キャプテンアメリカ アンド ジ アベンジャーズ ミッコリ・アルェ・$・ろすた 0821 AC スーパーバーガータイム ばななさん(追記) 0829 ACDC トレジャーアイランド ばななさん(追記) 0918 SS サンダーストーム ろすた 0922 NGCD フライングパワーディスク ろすた 9月17日 torrentファイルを更新 ぴかとれさんにて設置させてもらっているtorrentファイルの更新を行いました。シードされている方はファイルの更新をよろしくお願いします。更新箇所は以下になります。 picture内に新規打開分画像を追加 movie内に打開動画を8本追加0803 AC アクトフェンサー ミュル 0803 AC ロボコップ ミュル 0804 AC ロボコップ2 ミュル 0812 PS マジカルドロップ3+ワンダホー! 某0 0913 ACDC スクラムトライ 暇人 0914 SS ロードブラスター ろすた 0916 SS クリーチャーショック ろすた 0916 企画 プロボウリングコンペ大会 Various 打開動画は常に集計しております。未送信のものがあれば是非送信してくださいませ。 打開リストに新たに1本追加 PS サンダーストーム&ロードブラスター どうやらSS版と同じような移植にてPS版の存在が判明しましたので追加とします。 早速ミュルさんの挑戦が入っておりますので短命ではないかと思われます。 9月11日 DECOMP内企画【プロボウリングコンペ大会】のお知らせ 日時:9月16日(日)19 30~20 30 ゲーム:プロボウリング(デコカセット) ルール 各自チャンネルを19 30前に立てる(ジャンル例:DECOMP ボウリングコンペ) 5クレジット分のボウリングの総スコアを争う(ゲーム内のスコアではないことに注意) 開始時間から各自適当に5クレジット分ボウリングに挑戦し、総スコアをスレに報告して終了。 ゲームについての細かい情報 初回プレイだと5フレームで1クレジットを消費してしまいます。 5フレーム以上通すプレイを目指すには条件があり、5フレーム目に入るまでにスペアを3回出す ストライクを1回出す ことによって、1フレーム追加されます。上手い人とそうでない人との得点差が出るので練習が必須となるでしょう。 1ゲーム目の総スコアが220点を超えると2ゲーム目の5フレーム分が追加されます。以後もストライクやスペアを繰り返すことによりフレームは伸び、総スコアが250点を超えれば3ゲーム目に突入できます。さらに3ゲーム目を280点、4ゲーム目を300点出すことによって5ゲーム目に入ることができますが、現状MAMEのバグでパーフェクトの300点を出すと画面が真っ白になり正常なプレイができなくなるので気をつけてください。 今回も罰ゲームなどは一切ありません。 奮って御参加ください! 9月10日 torrentファイルを更新 ぴかとれさんにて設置させてもらっているtorrentファイルの更新を行いました。シードされている方はファイルの更新をよろしくお願いします。更新箇所は以下になります。 picture内に新規打開分画像を追加 tool内にラッキーポーカーSA用集計ツールを追加 movie内に打開動画を15本追加0804 FC ダークロード いまお 0804 SS 慟哭そして・・・ バカンダ 0805 MD サイドポケット 核 0805 SFC METAL MAX RETURNS バカンダ 0809 SFC ヘラクレスの栄光III バカンダ 0811 FC ヘラクレスの栄光Ⅱ バカンダ 0815 PS 探偵神宮寺三郎 未完のルポ バカンダ 0816 FC 探偵神宮寺三郎 横浜港連続殺人事件 バカンダ 0817 FC 探偵神宮寺三郎 新宿中央公園殺人事件 バカンダ 0818 FC 探偵神宮寺三郎 時の過ぎ行くままに バカンダ 0825 SFC もってけohドロボー バカンダ 0826 AC サイドポケット 核 0907 AC ポケットギャル 核 0908 AC ポケットギャル2 暇人 0909 AC スーパーアストロファイター ろすた 打開動画は常に集計しております。未送信のものがあれば是非送信してくださいませ。 9月6日 torrentファイルの更新を行いました ぴかとれさんにて設置させてもらっているtorrentファイルの更新を行いました。シードされている方はファイルの更新をよろしくお願いします。更新箇所は主に打開動画の追加になりますが、1点注意があります。 picture内に新たな打開分の画像を追加 movie内に以下の動画を追加0727 ACDC プロサッカー 暇人 0801 AC トリオ・ザ・パンチ 暇人 0804 SFC サイドポケット 暇人 0805 GB サイドポケット 暇人 0808 FC コブラコマンド 暇人(差し替え) 0819 FDS バーガータイム 暇人 0820 AC ハンバーガー ぽじたそ 0822 ACDC ハンバーガー 暇人 0828 AC SRD スーパーリアルダーウィン ぽじたそ 0903 AC ザビガ ぽじたそ 0904 NGCD ダンクドリーム ろすた 今回の更新で、打開動画のファイル名のフォーマットを少し変更させて頂きました。 四桁日付 打開者 機種 ゲーム名打開.wmv (EX:0808 暇人 FC コブラコマンド打開.wmv) としていましたが、並べたときに余りに見栄えが悪く感じたので、 四桁日付 機種 ゲーム名 打開者.wmv (EX:0808 FC コブラコマンド 暇人.wmv) としました。既にtorrentにてファイルを受信しシードされている方はお手数ですが、上記の用に変更されるか、全ての打開動画を削除して再受信されるようお願い致します。 また以下の企画動画に関しては少し名前の付け方が変わっています。 0903 Various ポケットギャルデラックス最弱頂上決定戦 から、 0903 企画 ポケットギャルデラックス最弱頂上決定戦 Various としています。細かい話で申し訳ないですがよろしくお願い致します。 9月3日 DECOMP内企画【ラッキーポーカースコアアタック】のお知らせ 日時:9月9日(日)20 00~21 00 ゲーム:ラッキーポーカー(デコカセット) ルール 各自チャンネルを20時前に立てる(ジャンル例:DECOMP ポーカーSA) 出た役による得点方式を使い、1時間分の総得点を競う。1時間経過後、実況スレに参加者名を沿え、得点の報告を行う。 各役ごとの得点は以下の通り 0点 - ワンペア 同一数字のカード2枚のペア一組 1点 - ツーペア 同一数字のカード2枚からなるペアが二つ 3点 - スリーカード 同一数字のカード3枚 10点 - ストレート 5枚のカードのランクが連続していること 25点 - フラッシュ 5枚全てが同じスート(種類) 35点 - フルハウス ワンペアとスリーカードの組み合わせ 200点 - フォーカード 同一数字のカード4枚 3500点 - ストレートフラッシュ ストレートで、かつフラッシュ 35000点 - ロイヤルストレートフラッシュ 10・ジャック・クイーン・キング・エースの組み合わせで、かつフラッシュ 得点の計算は各自で行って頂きますので、計算間違いのないように気をつけてください。 1回の賭けにつき10クレジットまでベットできますが、今回の企画の性質的には何枚賭けても意味がありません。 役が出た時にダブルアップの挑戦を聞かれますが、今回の企画内ではダブルアップして勝っても意味がないのですぐにテイクアウトしたほうがいいです。 今回は罰ゲームなどは一切ありません。ある種1時間ポーカーをもくもくと続けるのが罰ゲームかも知れません。 奮って御参加ください! ぴかとれにDECOMP用torrentファイルをアップ 左リンクにも掲載しているピアキャス専用torrentトラッカーサイトのぴかとれさんにて、DECOMPの打開動画、音楽、打開画像、ツールなどをひとまとめにしたトレントをアップしました。 全てを一つにまとめることで、利用する人は欲しい部分だけを手にすることができます(ただし、光回線の方は上りを常時50kb/sに絞るなどして、全ファイルのシードをして頂けると助かります)。 特に容量の大きい打開動画などはこちらで補完していこうと思いますので、打開動画をお持ちの方は是非主催ろすたへ送信してください。 送信方法はどのような形でも構いませんが、IRCからのDCC送信(自動受信にしてあるので離席中でも問題ありません)、WindowsLiveMessenjorのファイル送信(送信IDはroosterv@ホットメール.シーオー.ジェイピー まで)、Googlemail宛てに送信(rooster7329@ジーメール.コム まで。一つのファイルにつき10Mまでの制限有り)、アップローダーの利用、ぴかとれさんを利用など好きな手段でアップしてください。 またトレントの利用方法は全てぴかとれさんにて説明、リンクなどしてありますので一度利用してみるといいかと思います。 僕自身はUtorrentを愛用しています。Version 1.6.1が一番軽いそうですが現在公式では1.7以降しかURLが貼っていない状態なので、そのURLの1.7.Xの部分を1.6.1に書き換えることでダウンロードできます。
https://w.atwiki.jp/talesrowa/pages/366.html
Normal End -君に届け- これまで、幾千、幾万と傷付いてきて、 俺のしてきたことは、一体何だったのだろう。 [The edge of an oath] 2日前に味わった感覚を、もう1度味わうとは思わなかった。 いや、味わうことを願ったのは紛れもない真実だが、この感覚はたった2日前というには 余りに忘却の彼方に追い遣られた感覚であり、濃厚な60時間によって身体はこれを微塵も覚えていなかったのである。 そして、厳密には、過去と現在に並べられた2つの感覚は別物だった。 初めは、少しの不安と決意が交わり合った感触だった。少なくとも、吐き気を催すほどの気色の悪さはなかった。 今は、余りある絶望と諦めが交わり合った感触。 自分1人だけが生き残り、主催者の下に導かれようとしている、その事実が既に虫唾の走るものだった。 自分でも願っていたのに嫌な心持しかしないというのは、ある意味新鮮だった。 周囲に渦巻く螺旋の光が消えていく。 眠りから覚めるようにフィードインしていく景色。 ぼんやりとした視界が完全に明瞭となって、自分の立っている場所があのホールだということに気が付いた。 縦横の比率が統一された正方形のタイルに吹き抜けの天井、仄暗い明度。 それらが、始まりの場所に戻ってきたのだと、懐かしくも黴のような不快な臭いで告げる。 空気は生暖かく、まるでホールが何かの生物の腹の中のようで、全体を呑む重く一体とした雰囲気が肌に張り付く。 唯一違うとすれば、最初にマグニスに殺された筈の男性の死体がないこと“だけ”だったが、 ミクトランが律儀に処理したのだと彼は判じた。 呼吸をすればするほど、肺に石が積もっていくかのような重み。 彼も、剣も、何も言わない。 一者一刃、一対の整った緊張感が全身を満たしていた。この2人のものだけでホール全体が埋まってしまうかというほどだった。 遂にここまでやって来たのだと、これから対峙する相手は一筋縄ではいかないのだと。 そして――――何よりも、目前にいるのだと。 王は寸分違わぬ場所にいた。ロウソクの炎がちらつくバルコニーの上である。 「来たか。まずは、おめでとうとでも言おうか」 炎から生まれる仄かな光がミクトランの金髪と頬を撫で、口元に浮かぶ鈍角の緩やかな笑みを照らし出す。 一斉にホールの燭台に炎が灯る。 『ミクトラン……!!』 ヴェイグの右手に収められた大剣、ディムロスは因縁の敵に怒気を吐いた。 するりと受け流すかのようにミクトランは小さく笑う。 もう僅かに口角を上げれば少しは爽やかな好青年の要素を見出せただろうに、酷薄な微笑と細められた鋭い目――笑ってはいない――が、 それらを見事に掻き消していた。 「やはり天地戦争最強の携行兵器と謳われるだけあるか。3本の内、1本が最後の1人の手にあるとはな」 『その賛辞、喜んで受け取らせてもらう』 言葉に引き摺られるように、無言でヴェイグはサックを地に置き、剣を構える。 『お陰で、貴様を滅することも適う』 意気を吐きながらも、それでも今にも溢れ出しそうな感情を抑えるかのような、低く抑圧された声だった。 しかし、それすらも些細であると、ミクトランは高らかに笑う。 高みから野良犬の唸りをただ眺め、見下す姿は王に相応しい。どれだけ威嚇しようと決して届きはしない。 「何を熱り立っている? 私は優勝者に、私と戦う権利を与えたのではない。彼の者の願いを叶えると言ったのだ」 構えを解かず、ヴェイグは沈黙を保ったまま上空のミクトランを見つめる。 「黙することはない、ヴェイグ・リュングベル。貴様には正当な権利がある。 2日と半日をかけて行われたこのゲームを貴様は勝ち残ったのだ。 0.02にも満たない勝率を1にまで引き上げたのだ。これは名誉あることだぞ? 何も悲観することはない。死ぬ者は死に、生きる者は生きる。これは必然のルールだ。 『殺し合いをさせられた』のではない。『殺し合いをした』のだ。 全ては己の意思と本能が命じた結果、その血塗れの手が何よりの証拠ではないか。 さあ、貴様はその汚れた手と引き換えに何を願う?」 いつしか、ヴェイグの身体に震えが走っていた。隠すにも震えを抑える腕は1本しかなく、その腕で握る左腕は既に原形を留めていない。 震えが絶望により引き起こされたか、たった1人で55の命を握った傲慢な王への憤怒かは分からなかった。 だが、1つだけ分かるのは、これが憎悪の類だということ。 憎しみが青い炎で形容される理由が分かる。全身に寒気が駆け抜けていく。 振り切るようにヴェイグは結いの解けた頭を大きく揺らし、力強く剣鋩を向ける。 「……正しさも、間違いも、何もいらない。俺は全てを終わらせるッ!」 ミクトランの笑みが一気に消え失せた。中途半端に見開いた、それだけで身体を射抜いてしまうような目がヴェイグを捉える。 「王の施しを無碍にするというか」 ふわり、と白い外套が空気の流れとは独立してはためく。 宙に浮いたミクトランは次の瞬間にはホールに上に降り立っていた。 びっしりと敷き詰められたタイルのそれぞれに、幾つもの光によって複数現れた影が侵略する。 影はロウソクの後光によって淡くも長く伸び、巨大な王の影を生み、王の表情を隠した。 たじろぐことなく佇むヴェイグは、目の前の影が僅かに動いたのを見た。 胴体の横にある細長い影の先端が、頂点と胴の付け根辺りに同化する。 とんとん、という高い音が炎の弾ける音の中で微かに聞こえた。 「貴様の首にある“それ”を忘れたか? 首に嵌められている内は貴様の命は私が握っているのだぞ? 命を粗末にすることはないと思うがな。素直に言ってみるといい」 ヴェイグは影の中に下弦の月が浮かぶのを見た。ひどく冷たく、冴え冴えとした、月。 外だけ見れば綺麗とも言えたかもしてないが、秘められた陰鬱なものを感じ取ってしまえば不快極まりないとしか言えなかった。 その月は、紛れもない嘲笑でしかないのだから。 噛み締められた歯がぎりりと鳴る。 「それは……貴様が言う科白じゃないッ!!」 蒼い、フォルスのオーラが全身を包み、そして熱と冷気が均一に織り合わされていく。 紛れもない臨戦態勢、今から牙を剥くという合図。 1つの意思、目的の下同調したヴェイグとディムロスの瞳が憎悪に染まる。 それを前にしても未だ涼やかな表情を見せる王は、やれやれと肩を竦めてみせた。 強張りのない、多彩な顔を見せる姿に緊迫感など何1つなかった。せいぜいが目障りな羽虫を退治する気だるさだ。 「どうであろうと、私に楯突こうとするか――」 マスターと人数は違えどそれは天地戦争の決戦の再現を思わせた。隻眼隻腕の剣士が炎の大剣を手に駆ける。 そのハンディを前にしてだろうか、ミクトランは走りも退きもしない。 王として有利点を与えるどころか不利点は相手にあるのだ、ミクトランが退かないのは当然と言える。 「残念だよ。こちらはその気であったというのに――」 鈍色の刀身が僅かばかりの光に輝き、反射光は流れるように位置を変えていく。 刀身から切先へ、横に薙がれた剣は王の胴体を輪切りにしようと目論む。 しかしミクトランは小さく後方へバックステップを取り剣の間合いから逃れる。空振るヴェイグを尻目にほくそ笑んだ。 「自ら手を下せぬのが惜しいがな。構わん、やれ」 ぱちん、と親指と中指を擦らせ指が鳴った。 ヴェイグは横に振られた剣を、まるで指揮棒を振るうかのように軌道を元に戻し、更に上手へ振り上げる反動をそのまま前進行動へと反転する。 身体を捻らせ、詰めた間合いを更に詰める。 片方しかない目が合い視線が交錯した。相手の色は不敵、しかし直ぐに視点は外れそのまま後方へとすり抜ける。 ぴ、と首元の不穏な音が耳内で駆け巡る。残念ながら30秒後などという生易しい設定ではない。 「崩龍――――」 ミクトランは振り向かぬまま、極上のワインを飲み干し酔いの回ったような上品な笑みを浮かべ、目を閉じた。 ぼぅん、という爆発音が背後で聞こえた。 金属の破片、砕けた首輪が落ちる音がした。“それだけだった”。 熱、いや冷気。ミクトランに一閃の痛みが走る。走り、感じる頃には――銀髪の剣士ヴェイグ・リュングベルは一瞬で王の目の前に現れ、 「――――無影剣ッ!!」 ひとひらの雪が花弁のように舞い、瞬時に無数の氷の断片となってミクトランの身体を傷付ける。 しかし、最も強大な一閃、ヴェイグとディムロスそのものは、王の両手に握られ交差したソーディアンに阻まれた。 ディムロスは驚愕の声を上げるも王は意に介さない。 顔には笑み。但し、余裕ではなく引きつった。 「貴様……何故生きている?」 3本の剣が交錯する中、ミクトランは問う。剣を介して交わり合う視線は互いに鋭い。 「俺のフォルスは……炎すら凍らせられる。そして、シャーリィの術を耐え切った。 タイミングを見計らい、瞬間的に最大出力で頭部外側を凍結させる。爆破の熱と衝撃さえ耐え切ればこちらのものだ」 ヴェイグの表皮には、首輪の爆破で砕けたのだろう氷片により、無数の切り傷が刻み込まれていた。 何より、首輪があっただろう位置を中心に火傷が広がっていた。 それでも首は繋がっている。頭ごと飛ばされるよりは数倍ましだ。 視線の交錯の中でぎりと歯が鳴った。 「姑息な真似を。下賎な地上人めが」 「命は粗末にするものではないんだろう?」 刃の滑る耳障りな音が空間を満たす。上下に揺らめき緊張の波を破りそうで破らぬ緊迫の応酬。 互いに反発し合う交差の剣はどちらかが隙を見せればすぐにでも終わりそうだった。弾かれた瞬間が勝負。 しかし、ミクトランがにやと笑う。 「氷が得意属性となれば炎のソーディアンの真価も使えまい。“ソーディアンは白兵性能だけが取り柄ではないのだよ”」 3本の内の1本、二刀流で用いるには大きすぎる幅広の剣が光を発する。 名はクレメンテ。ソーディアンの中でも随一の“晶術性能”を誇るものである。 『――ヴェイグ、下がれ!!』 「遅い!」 クレメンテのコアクリスタルが煌き、風刃の矢ウインドアローがほぼ零距離に近いヴェイグの心臓を襲う。 ディムロスの声で反射的に大きく下がり、直撃は避けるも、矢は狙いを研ぎ澄まし彼の右腕を掠る。 衣服が裂け肉が裂け口が裂け悲鳴を発する。 右腕の先にあるディムロスだけは取り落とさなかったが、血が流れる右腕はだらりと垂れる。 使い物にならなくなった黒焦げの左腕も含めて、今の彼の姿は無防備に立っているようにしか思えなかった。 少し荒くなった息が、確かに刻まれる時を告げる。 尤も、呼吸を1回、2回と繰り返したところで進む秒数は、状況の好転を示さない残酷なものであったが。 『……何故、残りの2本を持っている? マスターはどうしたッ!?』 ディムロスの赤い感情が流れ込んでくる。 ヴェイグは知らぬことだが、ディムロスは1度、本当に僅かな間であったが、2日目の朝にソーディアン2本と邂逅していた。 ちょうど、この下らないゲームに参加させられたソーディアンマスターと符合した。 よって残りの2本、フィリア・フィリスのクレメンテとウッドロウ・ケルヴィンのイクティノスは埒外の存在であったのだ。 この死合いには関与していない、ありすらしない、と。 しかし、今こうして2本は炎の大剣の目の前にある。その事実がディムロスには受け入れがたい。 ミクトランは悲痛を餌に嗜虐的な笑みを浮かべた。片手直剣を右に、魔法大剣を左に構えている。 「覚えていないのか?」 簡潔な問い掛けにディムロスもヴェイグも困惑げな表情を浮かべる。 「クク、覚えておらぬだろうな。なあに、些細なことだ。忘れてしまうとはその程度のことなのだよ」 左手のクレメンテが宙に浮き、くるくると回転を始める。 嵌められたコアが輝き、術だと判断したヴェイグはすぐさま突撃する。目の前の詠唱など絶対の好機だ。 「それに、知る必要もなく死ぬ――ホーリーランス!!」 透き通った浅緑の光が何本もの長槍と化し、ヴェイグ目掛けて降り注ぐ。 「絶・瞬影迅!!」 だが、ホーリーランスは追尾系の術ではない。具現した姿こそ違えどミトスとの戦闘で同じ術を喰らい、 「瞬間的に速度を上げる」という対策を知ったヴェイグには通じない手だった。 散らばった氷の破片に碧光が映え、身代わりにでもなったかのように砕かれる。 光の槍を突破した彼は突貫衝力をそのままにミクトランに迫る。狙うは術の発動後による硬直。 しかし、ミクトランとて剣術の達人と云われる人物。右からの袈裟懸けをイクティノスで早々に受け止め、離し、間髪なく次への一撃へと持ち込む。 甲高い金属音と共に火花が散る。 本来とは異なり片手のみで大剣を振るうヴェイグもまた、剣を受け流し状況の悪化を逃れた。 ――イクティノスの本分は刀身の長さによるリーチとそれを生かした突きの威力である。 敵の特色を弁えた賢明な王は迷うことなく次の一手を突出と定める。 風を切る一撃がヴェイグの顔面を狙う。彼は咄嗟に顔を右に逸らし、開けた長髪が風圧で泳いだ。 突きの後は総じて手薄になる。しかしヴェイグは攻撃には出ない。 ミクトランの腕が胸元へ、突きを繰り出したイクティノスが首元へと薙がれている。 右手のディムロスで相手の剣の腹を押さえ込む。それで何とか斬首刑は免れた。 身体を引き体勢を整える。整えて、左肩が何かに触れたのを感じる。 壁だ。 はっとしてミクトランを見遣る。にたりとした不敵な笑みが浮かんでいた。 「少々軽んじていた。流石に勝ち残ってきただけはあるか」 片手ずつ競り合っていた剣達にクレメンテが加わる。片手と両手、1対2では差は自明だった。 「それでも、隻眼、腕は1本、満身創痍……そして元々の実力差、遠く及ぶまい」 剣が次第にヴェイグに迫っていく。自然と壁に沿って身体が床に沈んでいく。 食い縛られた歯の間から息が漏れる。声にならない声の成れの果てだった。 大剣のみで支えるのにもう1つ手を添えられれば、と叶わぬ願いが恨めしい。 「貴様の声はよく聞かせてもらったよ。全てを終わらせる、か」 弾かれたようにヴェイグは目前のミクトランを見る。 「狂っているから、間違っているから壊す」 録音された音声を再生するかのような、迷いない澄み切った声。 「本当か?」 ヴェイグの頬に汗が一筋流れる。 「世界が狂っているのではなく、貴様が狂っているのではないか? 世界が間違っているのではなく、貴様が間違っているのではないか?」 刃が更に押されていく。力と力の迫り合いでかたかたと剣が震える。 心の優勢と劣勢を示すバロメーターとしてこれ以上的確なものはない。 何も言わぬヴェイグに、ミクトランは不快な笑みを尚も続ける。 「貴様だけが誤った像を結んでいるのだ。世界は今も“正常”だよ」 見つめ合っていた視線が逸れる。ミクトランの目は左に動いていた。 「全てを終わらせるのならば、今終わっても大した違いはあるまい?」 目線はヴェイグの左腕へ。そして、王は虫を踏み潰しでもするかのように左肩の付け根に思い切り足を踏み落とす。 痛々しい絶叫が伝播した。 元々向こう側の見えていた左肩は辛うじて胴と繋がることで左腕と名乗ることを許されていたのだ。 王のスタンピングにより僅かな肉と神経は接続を断ち、みりみりという音を立てて床へ落ちた。 激痛による生理的な涙がヴェイグの瞳に浮かぶのを見て、ミクトランはとても浮き立ったような顔をした。 この上ない悦楽に耽るような、そんな反吐の出る顔だ。 均衡は更に傾き、剣はそろそろヴェイグの首元にまで迫ろうかという頃合だった。 それでもミクトランは次はどれにしようかといった品定めをする面を変えない。 顕わになったままの左目、氷で保護された脇腹、胸元の火傷、どこも手を出すには実に旨味のある箇所であった。 品評の目を頭部に移して、ミクトランは顔をしかめた。 ――笑みだ。長めの銀の前髪に伏せがちな顔が覆われる中に、笑みが浮かんでいる。 「俺が間違っている、か」 震えのない声がホールに響いた。どこか安らかささえ感じる音色に王は顔を歪める。 「思えば、俺はずっと矛盾ばかりだった。 姿の違うクレアをクレアだと思いながら認めることが出来ず…… クレアが悲しむと分かっていながら、クレアの下に帰るために凶行に走り…… 誰かを助けようとしても、誰かが傷付き…… 償いのために守ろうとしても、マーダーにすら手を掛けられず…… 間違った世界を壊すという大義名分も、只の逃避でしかなく…… そして、最後は世界が狂っているのではなく、俺が狂っていた」 淀みのない声が続く。 動かぬ剣に、ぴんと張った静寂は彼の声を聞くかのように一切の音を失くし傍聴していた。 「始めから、俺が間違っていた――――」 笑みの浮かんだ顔が持ち上がる。笑みは、未だ消えず。 「――――ならば、今更矛盾の何を恐れる必要があるッ!!」 そこには、一種の悟りが生んだ強い瞳があった。 「俺の行動も、何もかもが真と偽の垣根を失くす。なら俺は、俺のすべきことを為すのみッ!! 俺の望みは、全てを、俺を終わらせることだけだッ!!」 瞬間的に全力を込め剣を弾き返す。壁に寄り掛かったまま中立ちだった足に力を入れ、剣戟と共に斬り抜ける。 力の入っていない一撃だ。元から致命傷は狙っていない。 狙ったのは――相手の背後に回ること唯1つ! 「ディムロス、力を貸せ! これで……終わらせるッ!!」 ヴェイグの身体から青い光が、ディムロスの刀身から赤い光が走る。 織り合わされる各々の光、ヴェイグの中に旋律が流れる。重なり合う波長、紡ぐは終焉。 ミクトランは振り返る。そこにあるのは1つの驚喜だけだった。 焦りも何もなく、穏やかに彼を眺める。決戦を前にした恐れなき瞳とでも言えばいいのか。 2本のソーディアンを納め、ミクトランの周囲に光が満ちる。目を伏せる姿に金髪が揺らめく。 堂々と待ち構える姿は、まさしく王そのものであった。 光は、あまりに眩くホール全体さえ満たしてしまいそうだった。 目の前に光の波が迫り、視界が真っ白く染まるも、ヴェイグは止まらない。 彼が剣を翳す。朱色の線が幾つもの円を作り、熱波がディムロスを包む。 『燃え盛れ、紅蓮の炎ッ!!』 刀身から発せられた強大な火炎は弧を描き王へと駆け、――戻れ!――波のように広がり炸裂する。 「……楽に死なせはしないッ!!」 炎が命中する前から駆け出したヴェイグは、ディムロスを振り下ろし、ミクトランの身体を切り刻む。――戻れ! 一撃一撃、剣を加えるごとに氷が散る。――戻れ! 王の身体に1つ、また1つと傷が刻まれていき、白い外套が赤く染まる。 それでもヴェイグは手を休めない。 全ての憎しみをぶつけるかのように、例え間違いであろうと、今まで積み重なってきた怒りを叩き込む。 一撃の重さは憎悪の証。傷の深さは絶望の証。 一歩下がり、大剣を顔まで近付くほどまでに引き絞り、最後の一撃、チェックメイトへの手を掛ける。 『行け ――――――ヴェイグッ!!! 戻れ 』 ぱちり、と手品でもするかのように指の鳴る音は氷の中に吸い込まれた。 『「奥義!! インブレイスエンドッ!!!」』 腕が、剣が、王へと迫っていく。 全身を包むほどまでに形成された氷の結晶を突き砕き、ミクトランの身体が貫かれる。 大きく開いた胸の風穴から血と肉が飛び出ていく。整った顔の口から血が溢れ、隣接するヴェイグの顔面にも降りかかる。 再び、両者の視線が合う。ミクトランは嘲笑を浮かべた。 剣を勢い良く引き抜いて、血のしぶきが舞う。身体が崩れていき、どさりと倒れ込む音だけが耳に届く。 息を荒々しくつく音だけがホールで反響する。 真っ白に近かった頭が鉄の臭いを嗅ぎ取ったことで、やっと目の前の視界が開けていく。 仰向けになったミクトランの身体は動かない。目の前に血の池が広がっていき、開いた目と口元の笑みだけが固まっている。 肩を上下させ、呼吸音が頭に詰まっていく。 身体が、熱い。 [be my Last] 「……勝っ、た……」 ぽつりと小さな呟きが自然と口から零れ出る。 「俺は、勝ったのか……?」 感慨のないまっさらな言葉だ。顔もまた、ぼんやりしたような曖昧な表情しか浮かんでいない。 未だ状況を、実感を掴めぬ彼はただ立ち竦んでいた。 『そうだ。お前は勝ったのだ、ヴェイグ』 ディムロスの言葉が聞こえてきて、ヴェイグはやっとその場にへたりと座り込んだ。 片腕がなく、いきなり湧いて出た疲労の前に尻餅をついて座り込む情けない姿だったが、彼は何も思い浮かばなかった。 彼には何の表情も浮かんでいない。敢えて言えば、汗に混じって頬を一筋の涙が伝っていた。 但し、どちらも何も把握出来ないからではなく、喜びが溢れるからでもなく、ただ――――ただ、心中に空しさが漂っていた。 「そう、これが、全ての終わり……」 どこを見るともなく、ましてや地に臥せる無様な王を見る訳でもなく、ヴェイグは呟く。 「こうした所で、何も戻ってきはしない……」 無音の、炎の弾ける音のみのホールに生気などまるで感じられず。 「世界に、色がない……」 広いホールの中でただ自分だけが生きているという実感が、世界には今自分1人しかいないのではないかという錯覚を生んだ。 呑まれていく。ぼろぼろと砕けていく白黒の世界が、自分の中で崩れていった全てと重なり合った。 全ての元凶、ミクトランは倒した。それだけだ。後に残ったのは“無”だけだ。 生暖かかった空気が、自らの熱が急速に冷えていくのを感じる。生の実感もまた、共に失せていく。 頬を伝う涙が、止まらない。壊れてしまったと思った。 『ヴェイグ』 コアクリスタルの輝きが目に入って、彼は発生源を見る。 『これが我らに与えられた最大の罰だ。多くの選択を見失ってきた者達への、自分の心が与える罰なのだ』 ディムロスの淡々とした言葉にヴェイグは何も返さない。 これが、自分から自分へ送られた裁きだということはとっくに分かっていた。 たった18年ではあるけれども、今までの自分が積み上げてきたもの全てが、今の自分を否定する。 積み木や塔、砂の城は高く高く積み上げたのを最後に崩すからこそ、その崩壊の様は見事と言えるのだ。 例えそれが間違いであろうと、虚数ばかりのつぎはぎの砂城であろうと。 『しかし』 この場に流れる空気を途切れさせようとするかのように、ディムロスは強く発する。 『……いや、私もお前と同じ、咎の住民だ。お前と同じ人間の戯言だと、受け流してしまっても構わない。 昨日、お前と初めて出会ったばかりだが……私は、お前の全てが間違いだったとは思わん』 少し落ち着いた声にヴェイグは目の色を変えた。純粋な驚きが瞳に宿っていた。 『ヒトは過ちを犯すもの……お前も、私も、その1人だ。 だが、全てが間違いである人間など、居りはしまい。虚構であろうと、積み上げられてきたものに嘘はない。 ミクトランのあの言葉だけは、否定出来る』 ディムロスの言葉を吟味するかのように、少々の沈黙が2人を包み込んだ。 静かに揺れる心の水面が再び水平となって、ディムロスを置いた右手で涙を拭き取り、やっとヴェイグは微笑を浮かべる。 「ありがとう、ディムロス。だが、いいんだ」 そう言ってヴェイグは天井を見上げる。 「始めから間違っていた……その方が、余程諦めがつくんだ」 吹き抜けの天井はどこまでも遠く、天でありながら深淵へ続くように思わせる。 そうか、とディムロスは言って、彼は小さく頷いた。 自分の中から何かが抜けていくのを感じた。心の奥底で湧き上がる泉のようなものが枯れていくのを感じた―――― いや、存在そのものがなくなったと言えるかもしれない。 ヴェイグは手を広げ力を込めるも、もはや氷は具現されなかった。心がゼロになった何よりの証拠だった。 少し待ってくれ、と彼はのろのろと立ち上がり、始めに転移してきた位置に置いたサックの下へと向かう。 その歩は不安定であるのに確固とした足取りだった。 サックの紐を解き、するするという静かな音が耳を満たす。 全ての要素が、1歩、また1歩と何かに近付いていくのを感じさせた。 サックの中に手を突っ込み、目当ての物を取り出す。 ディムロスは彼を見て、自殺を行おうとしていた少年の姿を思い出したが、不思議と不安はなかった。 振り向いた彼が握っていたのは、小振りの曲刀だった。不意にディムロスは息を呑んでしまった。 「俺の力は、もう使えない。代わりの刃があってよかった」 施された意匠が自身とよく似ているのを見て、ディムロスは皮肉だな、と思う。 コアクリスタルの輝きは既になく、中央に青い結晶が填め込まれているが、ディムロスは結局恋人の宿った刃で幕を下ろされるのだ。 世界とは何たる皮肉な魔物だ。本当に、全ては決められた結末に向かうよう定められているのかもしれない。 その世界に、咎の住民たるディムロスは感謝した。 ヴェイグは既にディムロスへと近付いていた。終わりの時が近付いていた。 「ディムロス、今まですまなかった」 『構わん。ハロルドに振り回されるお前は中々面白かったぞ。 口の利き方は……そうだな、地獄というものがあるならゆっくりそこで講釈してやる。今やるには、些か……疲れた』 ふっと笑みが零れて、2人は小さく笑い合った。 「あんたがいなければ、俺はここまで来れなかった。ミクトランも倒せなかった。……ありがとう」 ああ、こうして礼を言われるからこそ、例え間違いだらけの積み重ねであろうと、否定されようと、 人との出会いや交わした言葉は嘘ではないのだ。 一抹の満足感すら覚えていることにディムロスは罪悪感を覚えた。 全てが消え失せた今となっては小さな言葉1つでも心を暖める。 『――――さらばだ、ヴェイグ』 地に置かれたディムロスのコアに刃が振り落とされる。 矛先が結晶に突き刺さり、亀裂を生み出し、粉々に砕け散った。宙に舞う欠片が光に煌いて、やがて見えなくなっていった。 これで、本当に1人になった。世界にただ自分しかいない。 ヴェイグはディムロスを砕いた曲刀の柄をこつりと額に当てる。 自分が誤っているのか。世界が誤っているのか。どちらが真実なのかは最早分からない。 ただ、この2つが行き着く先は同じ――どちらが誤っていようが、映し出されるモノは“間違い”なのだ。 人が世界を生み出すのか。世界に人が生まれるのか。 人が狂気に堕ちたのか。世界が狂気を与えたのか。 平行線の論議など、永遠に終わらない。だから、全てを終わらせるのだ。自らの手で。 間違いだけの世界に、何の価値があろうか。 両目を閉じ、震える息が腕の中で零れる。 死ぬことは、怖くない。この結末はずっと頭の中で思い描いてきていた。 これで血塗られた惨劇の全てが終わる。憎しみの連鎖は断たれ、もう誰も傷付かないで済む。 崩れた過去の自分が遠く離れていく。光が闇の奥へ消えて、小さく小さくなっていく。 カイル――母親には会えただろうか。 ティトレイ――お前が見てきたものが見れた気がする。 クレア――――すまない。俺は、戻れない。 一度刀剣を離し、空を見上げた。ゆっくりと息を吐くのと同時に、全身の力がすうっと抜けていく。 視線を戻すと刀身に自分の顔が映った。眼球のない左目が、その奥に見える無が自分を見つめる。 刃が傾いて、反射している顔が消える間際に表情は安らいだ。 切先は、紛うことなく心臓へ―――――― 突然過ぎる覚醒だった。 目の前に景色を叩きつけられたような、ふと我に返った時に光景が見えてくるようなものだった。 薄暗いホール、冷えた空気、血の臭い、ミクトランの死体。 それを前にして、彼は困惑どころか状況が把握できずにいた。 死を経たはずの頭は真っ白で、目の前の風景が一体どんな意味を持っているのかすら、分からなかった。 ただ、勝手に右手だけが動き、頬があると思われる位置に触れる。 手套の向こう側でも、柔らかくすべらかな肌の感触と、ヒトが持つ36度の体温を感じた。 それを確かめるように、何度も何度も指先を動かす。 「……生きている……?」 不意に飛び出た自分の声に、彼ははっとして手を身体に遣る。 剣を刺した筈の胸元に触れ、走った痛みに顔を歪める。 しかし、胸を見ても心臓を刺した傷はなく、ミトスとの戦いで負った火傷だけがそこにあるのだ。 右手の曲刀に目を移しても、血に塗れた気配すらない。 「ディムロス?」 無意識に相棒の――相棒だった剣の名を呼ぶ。 反応が来る前にディムロスの方を向くも、コアクリスタルは砕け、僅かに残った残骸はくすんでいる。 反応はない。 訳が分からなかった。確かに胸部に剣を突き刺した。それなのに傷1つなく、こうして生きている。 ふっと、ホールを照らしていたロウソクの炎が消え、辺りは暗闇に包まれる。 混乱の中では風の流れで消えたそれも異常な事柄だと思えた。 誰も、彼の問いに答えてくれる者はいない。静寂がしばらく続いて、彼は冷静さを取り戻した。 こんなことが起きたところで、やるべきことは変わらない。 きっと幻覚でも見ていたのだろうと、これから死ぬ自分への、死の恐怖を和らげようとした深層心理の 愉快なサービスだと、馬鹿らしいことを考えた。 笑顔を作ろうとして、笑えなかった。水を思い切りかけられたように気は沈んでいた。 首を振って頭の中にわだかまる靄がかったものを振り払い、もう1度剣を強く握る。 彼は迷いなく首下を剣で貫いた。 突然過ぎる覚醒だった。 目の前に景色を叩きつけられたような、ふと我に返った時に光景が見えてくるようなものだった。 薄暗いホール、冷えた空気、血の臭い、ミクトランの死体。 それを前にして、彼は今度こそ困惑を見せた。 「どうして……?」 彼は座り込んだまま、目の前に広がる光景の異様さにそう呟くしかなかった。 首の真中に触れると、やはり痛みを感じる。しかし、やはりそれは首を刺した傷の痛みではないのだ。 首輪爆破を防いだ時にできた火傷だった。 無言のままディムロスの方を向くも、コアクリスタルは砕け、僅かに残った残骸はくすんでいる。 「誰か……誰かいるのか?」 姿の見えぬ誰かが傷を癒してくれているのかもしれない、今度はそんな考えが浮かんだ。 考えられないのが9割であったが、こんな風にもなると考えたくもなる。そうとしか考えられなかった。 よろめきながら立ち上がり、辺りを見回す内に再びロウソクの炎が消え、辺りは暗闇に包まれる。 他人の姿どころか、自分の姿さえ把握できるのか怪しい。 探すな、と暗に示しているのだろうか。どんな意図があって2回も同じことをしたかは分からない。 この期に及んでもまだ生きろとでも言うのか。 ――逃げても、這い蹲ってでも生きろ。確かにそう言った奴はいる。 だが、この何もない世界で生きていくには辛く――――生きられるほど、強くはない。 死を選ぶ人間が一体何を見てきたのか。このモノクロームの世界に、どんな光を見出せるのだろう。 闇の中で、彼は額に剣を当てる。眉間を貫けば流石に治療もできないだろう。躊躇いはない。 額に触れる刃が冷たい。これが死の感触だ。 彼は勢いよく眉間に剣を突き刺した。 突然すぎる覚醒だった。 目の前に景色を叩きつけられたような、ふと我に返った時に光景が見えてくるような……。 彼は唖然とした。何故、この光景を3度も見ているのか。 鼻に流れてくる臭いも同じ。肌に刺す冷気の感触も同じ。何も変わってなどいなかった。 額に触れるも、今度は痛みすらない。刀身を鏡代わりにして顔を映すも、見えるのは左の眼窩がごろりと開いた情けない表情だった。 吐き気が催されるのを感じた。何故かは、自分でもよく分からない。 ただ、自分の肉体が自然と違和感や恐怖を覚えているのだと思った。 困惑を通り越して、この状況が悪意のある、いや、異常なものだと思った。 幻覚でも、誰かが癒しているのでもない。第六感がそう告げていた。 思わず縋るようにディムロスの方を向くも、コアクリスタルは砕け……何となく、予想はついていた。 次は炎が消える。これも何となく分かった。考えるのと同時にロウソクの炎が消え、辺りは暗闇に包まれる。 ヴェイグは、腿に刃を入れた。肉が裂けていき、抑えるも叫びを上げた。 深くぱっくりと割れただろうことを激痛で理解して、もう1度傷口へ刃を刺し込んだ。 痛みで手を離し中断したい衝動に駆られるも、それを耐え刃を更に奥へ奥へと沈めていく。身体がびくびくと震える。 痛い。口からひいひいと息が漏れて、何も見えない中に確かな人の感触を感じさせる。 痛い。これが生きている証拠だ。脂汗と涙が顔に浮かぶ。 その内、刀身が骨に当った。それにも彼は刃を入れ、鋸のようにごりごりと削り取っていく。 合間に刃が肉に触れて、上下運動に巻き込まれて細切れになっていく。 骨も真っ二つになって、彼は思い切り刃を重力に任せて進めた。皮膚が裂けていく感触がして、足先の重みが失せていく。 刃がつっかえを失くして、そして彼は大量の汗が滲んだ柄を離し、仰向けに倒れ込んだ。 熱い。体内の熱が断たれた足から一気に放出されているように、熱が一箇所に集中している。 全身の血潮が外へと流れ出ていく。脱力感が襲い掛かってきて、痛みで冴えた目すら、重く閉じたくなってきてしまう。 こうしてまで痛みを感じなければ、それは死ではないということだろうか。 再び曲刀を握って、彼は腹部に刃を突き立てる。古傷が開いていく。肉を裂いて内臓を抉る。 口から血が溢れ出て、目の前の闇が更にフィードアウトしていった。 とつ然すぎる覚せいだった。 彼はすぐさま自分の足を見て、息を呑み愕然とした。 何で、どうして――繋がっている。 遅れて腹部を見る。傷はなく、脇に凍結された傷跡だけが残っていた。 そして、何よりの異常に気付く。自分は仰向けになっていた筈なのに、何故――座っている? 刃に血の跡はなく、見えるものは何も変わらず、ディムロスの応答はなく、まるで―――― 身体の振動を隠すように、叫びにも似たそれを上げながら、彼は足に剣を振り落とす。 次は別の足へ、肩へ、腹へ、目へ、胸へ――どうして、どうして死なない。死ねない。 全身から血が流れていく。それでも、彼は手を休めない。刺しても刺しても斬っても斬っても無事な肌へ。死ねない。 殺せ。殺せ。誰か俺を殺してくれ。 飛び散る赤い飛沫が消えた炎の闇へと溶けた。 死にたい。死にたい。死にたい死にたい死にたい死なせてくれ。 どれだけ傷付ければ死ねる? 何が足りない? 結局、諦めは逃避でしかないのか? 闇の中でただ彼の声と水音だけが木霊する。 とつぜんすぎるかくせいだった。 彼は、笑うしかなかった。 決まりとなったボディチェックも、せずとも結果は既に決まっていた。全てを埋め尽くしてしまう痛みもないのに、どこに傷がある? 乾いた笑い声はホールに響き、まるで自分のではなく、他の誰かが嗤っているようにすら聞こえてきた。 悟ってしまった。これは、幻覚でも何でもない。 ホールを照らしていたロウソクの炎が消え、辺りは暗闇に包まれる。 それから、時間の感覚は失われた。もうどれ位の時間が経ったのかも知らない。 食糧として残っていた果物も早々に叩き潰し、残っていた水のボトルも砕いた。 しばらくは甘い果物の香りが残っていたが、いつしか空気にさらわれ消えていった。 唯一残った臭いは――ミクトランの腐臭だけだった。それも慣れてしまえば何の興味も出ない代物だった。 空腹と渇きはある。水と食料が差し出されれば、咽から手が出る勢いで貪りつくだろう。 けれど、当然差し出す人間はいない。そして探しに行く気力もない。肉体的にも精神的にも、1歩踏み出す気概は乏しかった。 頬も痩けただろうか。筋肉も衰えたかもしれない。排泄も止まった。既に、腹の音が鳴る力すらない。 目はとうに慣れていたが、辺りが暗くて良かったと思った。死体が見えれば腐肉だろうと喰らい付いていたかもしれない。 そう理由付けて、彼は必死に死を待っていた。 指先を動かすことすら重く気だるい中だった。 久方振りの光に、彼は目を眩ませた。そしてぼんやりと霞敷いた視界が彼の視力を奪っていた。 しかし、初めての出来事に彼は力を振り絞って大きく目を開いた。 はっきりとしない視野に映るのは――白い光の中の金と薄めの青、そして縁取る輪郭線だけだった。 ふと、似たようなことがあったのを思い出す。あれは……そう、身体が石になった時だ。 「何故ですか?」 光が、声を出して問い掛けてきた。彼は必死に、弱々しくも微笑を作った。 「大丈夫、クレア……俺の手は、もう汚れないから……俺はもう、こんなこと……望んでいないから……」 か細い声で、彼は前後の脈略もなく答えた。 「いいえ、貴方は、死を望んでいます」 「俺が望んだものは、こんなものじゃないから……」 「いいえ、貴方は、死を望んでいます。貴方は、死を望んでいます……」 とつぜんすぎるかくせいだった―――― 最早彼の表情には何も浮かんでいない。この景色が浮かんでくるのも、既に想像がついていた。 薄暗いホール、冷えた空気、血の臭い、ミクトランの死体。 サックの下へと近付き、中身を確認する――そのままの果物に、水の入ったボトル。 思わず手を伸ばそうとして、とっくに空腹感も渇きもないことに気が付いた。 身体が跳ねる。こみ上げる笑いを必死に抑えて、押し殺された声だけが出た。 何度も何度も繰り返すだけ。永遠の死を以て永遠の生を続ける。 全てを終わらせると決めた筈なのに、終わらせられない。誰がこうしたのか、残ったのは“無”だけだ。 笑いが押し切って口から飛び出る。四つん這いになり、頭を床に埋め、身体を丸め、両手を頭に遣り、解けた髪をぐしゃりと握る。 死ねない。死ねない。死ねない。 自分はこのままこうやって刃を心臓に突き立てるなり餓死するなりを繰り返して生きていく。 何の意味もない生。無に覆われた中で時間を使うだけの生。いや、生とすら呼べるのだろうか? 後に残された無、それを永遠に味わい続ける罰。 何てことだろう。1番自分が欲していたものなのに、それがとてつもなくおぞましい。 死ねない。死ねない。死ねない。 俯き影に覆われる顔の中にあるのは、笑みと見開いた目と声にならない声。 このまま狂ってしまうなり廃人になってしまう方が楽だと思えた。 そうすればもう、何も見ないで済む。永遠に死んで永遠に生きても、何も感じずに済む。 逃げだろうと何でもいい。 それを許さないなら、誰か俺を死なせてくれ。 虚ろな笑い声がホールに響く。聞けば聞くほど、世界が遠ざかっていく。 刹那――――甘い香りが鼻をくすぐった。 ぴたりと笑い声が止まる。口内を、よく分からないものを駆け巡った。甘ったるい、口で溶けていくような―――― どうして、どうしてこんなに胸が締め付けられるのだろう。 崩れてしまった自分が告げる。しかし、何なのかは分からない。 “どうでもいい味”はすぐに消え失せ姿を隠してしまっていた。 ホールを照らしていたロウソクの炎が消え、辺りは暗闇に包まれる。 闇の中でとても悲痛な、それごと引き裂くかのような絶叫が響き渡った。 [who is good or evil?] 『ヴェイグ……ヴェイグ!!』 手に握られたソーディアンが彼の名を呼ぶ。己の位置、即ち彼の位置はぴくりとも動かない。 こつこつと靴を鳴らす音が接近してくる。1つ1つの音が軽快で、引き摺るような、そんな音は聞き受けられない。 足音が止まって、ソーディアンは“見上げる”。そこには、 「残念だったな、ディムロス」 長く細やかな金髪を1つに結い、白い衣服を身に纏った王が佇んでいた。まともな傷もない、勝ち誇ったような笑みを浮かべて。 後光を受けて窺えぬ表情が、一瞬光が揺らめいて見通す。 口元を一筋の血が伝っていた。 「だが、最後の一撃は……まともに喰らえば私すら危うかった」 焦げた衣に、真中を走る1本の裂け目。確かに、ヴェイグの秘奥義インブレイスエンドは発動した。 しかし、届かなかった。最後の最後で、チェックメイトには至らなかった。 そうでなければ、どうして天上王が前に立っている? 『貴様ッ……何をしたッ!?』 上擦った声で、傷1つないコアクリスタルを輝かせソーディアン・ディムロスは叫んだ。 「何をした? 私は、ただ奴の願いを叶えただけだよ」 『願いを、叶えただと?』 「そうだ。私はこのゲームの主催者として公約を果たしたのだよ」 ぎらり、とミクトランは笑う。 「但し、夢としてだがな」 その笑みに生理的嫌悪感をディムロスは覚えた。 ヴェイグは、ミクトランの前で地に臥せっている。ディムロスを握ったまま。 寝顔は本当に普通に眠っているように見えるのに、それでも、その瞼の裏に広がる悪意は計り知れない。 『ふざけるな……! 夢だと!?』 「何を言う。夢だと知覚しなければ現世と夢に一体何の違いがある?」 ミクトランは王の風格そのままに、ディムロスを見下げたまま言う。 「神の化身は1度、幸福の世界として夢の中の世界を選んだよ。聖女でも為しえた事象を、神の宿ったレンズで行えないと思うか?」 『神の宿ったレンズ……貴様、まさか、神の眼を……!!』 「物事は人間が思うより1歩先に進んでいるものだ。貴様の考えなど到底浅はかだよ」 くく、と王は笑う。 「奴だけが誤った像を結んでいるのだよ。だが、よいではないか。 願いの叶う素晴らしい世界へ行けるというなら、奴の言う今の間違った世界などかなぐり捨てていけるのだからな。 他の54人が野垂れ死んでいった中で優勝者にのみ許された権利だ。そこに一体何の間違いがあるッ!?」 両手を広げる王に、ディムロスは口をつぐんだ。抑えられた息だけが漏れる。 もし夢の世界がヴェイグの願う幸福の世界だとするならば、それは幸福でも何でもない。 延々と全てを終わらせる、その繰り返し。即ち、逆接的な永遠の生だ。 ミクトランはヴェイグの願いを知った上で夢へと連れ込ませたのか。怒りを通り越して憤死しそうなほどの血が込み上げてくる。 『ヴェイグ、戻れ……戻ってくるんだ……ヴェイグ!!』 「無駄だ。奴は既に神の胎内で眠っている」 少しも動かぬヴェイグに叫びかけるも、すぐさま王に一蹴される。 「マスターが消えれば貴様は何も出来ない。所詮は道具に過ぎないということか」 そう言って、ミクトランは納めていたソーディアンを取り出す。切先は無論ディムロスへと向けられている。 それを見て、ディムロスは目を見開き驚愕した。 失念していた。そう、このソーディアンは今や、ミクトランの所持品となっていた。5本だけではないのだ。 ソーディアンの中で唯一黒い、異質な刃。 一振りで禍々しい悪魔の翼を思わせるかのような、邪気さえ溢れ出ていると思える意匠。 その作りは、確かに今の混沌とした世界にぴたりと符合していた。 名を、ソーディアン・ベルセリオス。軍師カーレル・ベルセリオスが用い、妹のハロルドが人格投射した、6本の中でも特別な存在。 しかし、ベルセリオスのコアもまた、他の2本と同じように光はない。反応する様子すらなかった。 『何故、それを』 負け惜しみを吐くかのようにディムロスはたどたどしく言う。 「愚問だな。貴様は覚えているように“されている”のではないか?」 嗤うミクトランに、ディムロスは発せられた言葉の意味を咀嚼していた。 今の言葉には明らかな違和感と、邪念がある。 混乱が伝わったのか、一度はミクトランは剣を引いた。 「そうだ。先程、貴様が忘れた些細なことを教えてやろう。 私は、現実と夢は知覚できなければ違いはないと言った。そして、ソーディアンの人格など、結局は情報の集合体でしかない。 ならば――――」 「――――自分の記憶が唯のデータでしかない、と疑ったことはないか?」 『どういう、ことだ』 「問うているのはこちらだ。貴様は何故2つの記憶を持っている? 同じ時間、同じ場所、しかし中身は異なるなどという奇妙な記憶を、貴様は何故疑わず矛盾なく受け入れている?」 ディムロスは何も言わない。立てられた仮定のピースが少しずつ表に裏返っていく。 人は1秒1秒過ぎ行く現在を1つしか覚えられない筈なのだ。 「結論を言う。貴様の記憶は全て、纏めて後付けされたデータでしかない。貴様は何もない状態から生まれた幻影でしかないのだよ」 ぐらり、と視界が揺らぐ。 スタンとの記憶も、カイルとの記憶も、積み上げられた輝かしき記憶ではなく唯の作られたデータ。 それだけで楽しかった日々も何もかもが色褪せていってしまう。 ディムロス・ティンバーという一個人が経験した出来事ではなく、“経験したと設定された”出来事でしか、それはないのだから。 2つの記憶など、それこそ情報集合体という単位でしか為し得ない事象だ。 『アトワイトも、シャルティエも、クレメンテもイクティノスも、その手のベルセリオスも』 「ああ、同様だ。貴様らは今この2本の状態にデータを書き加えたに過ぎない存在だよ。さて」 向けられていた切先が引き上げられていく。 「冥土の土産もここまでだ。絶望して死ね。貴様らソーディアンチームは“負けた”のだ」 にや、と笑うミクトランをディムロスは力なく見る。目の前へと迫る矛先。 傍に立つ男は、確かに天上王ミクトランの姿を象っている。 しかし、ディムロスは違和感を禁じ得ない。自分の記憶がバックアップでしかないと理解してから更に感じる。 異なった見地、ディムロス・ティンバーではない名もなき誰かが王を見つめ、固まり尽くした先入観を解していく。 この男はミクトランに間違いない。だが、そのミクトランのイメージは“後付けされたデータ”の中の存在でしかない。 ならば、今目の前に立っている男は、真に“記憶の中にある”天上王なのか? 『……お前は、誰だ……?』 答を聞くことも叶わず、コアクリスタルは砕けて散っていった。 最後の1人は夢によって神の下へ導かれ、異空間の安定を保っていた最後のソーディアンは砕かれた。 バトル・ロワイアルに招かれ、このホールに――ホールに似せられたセットに――いた筈の55人は、今は何人たりとも存在しない。 がらんと空いたホールをぐるりと眺め、ミクトランは天を見上げた。 ぱちぱちと炎の弾ける音だけが鼓膜で響く。何の音もない空間に、王は自分の笑い声を満たしたくなった。 「くくっ……はは、ははははっははははははは!!!」 気高き勝利の笑いだった。深く酔い痴れた、この上なく寒気のする笑いだった。 笑声の余韻がハウリングとして残る中、こつ、こつと、全ての屍を踏み越えていくように歩む。 高らかに靴は鳴り、何度も何度も自分を包み込む響きは王を迎える民衆の歓声のようだった。 音は、高く高く天へと向かっていく。 悪夢の3日間の始まりとなったホールは、遂に無人となった。 王は、大きく作られた両開きの扉の前に立っていた。 まだ外であるというのに、粘りつくような絡みつくような電気が全身に纏わりつく。 横にはこじんまりとしたセキュリティシステムが1つ。 彼は繊細な指、もとい手をパネルの上へと遣り、点っていた光が赤から緑に変わるのを確認する。 静かに、厳かに扉が開いていく。無色の光が満ちて、一気に外へ溢れ出てくるのが分かる。彼の口元が厭らしく上がった。 光の先で、部屋中に張り巡らされた配線は鼓動を続けている。 連結と分岐を繰り返し、最終的な十数本の先は巨大なレンズが安置された台座へと繋がっていた。 結晶は何の力を受けることなく自転し、延々と光を放ち続けている。 中心が、そこが心臓であるかのように光の律動を繰り返す。ゆっくりとしたそれは眠る子供の呼吸のリズムだった。 粘性の帯びた空間の中を、王は、ミクトランは頭に響く唸りももろともせずに踏み分けていく。 神の御許まで辿り着いて、彼は懐からベルセリオスを取り出した。 このバトル・ロワイアルも、運営にベルセリオスの情報的支援がなければ為し得なかった。 例え宿っているのが自分のAIであろうと、神の御姿を見せるのもまた一興だろう。 神の宿る6メートル規格のレンズを見上げる。 「54の祈りと1の願いは集った。万能の変換機は完成した! 精霊王も、セイファートもネレイドも大いなる滄我も弱った。神の断片も本体へと戻った。私を遮る物はないッ!!」 声高々と宣誓する王は笑う。 万色の絵の具と万能の変換機を手にした彼に叶わぬものなど何もなかった。 ディムロスにスタンとカイルの時代を与えた王は、つまりは自らの結末を知っている。 彼は知っているのだ。自らが、正しき歴史の障害となる外れた存在であることを。 「何故私が歴史の敗者とならねばならぬ……私は天上王ミクトラン、全てを手中に納める者ッ!!」 勢いよく両手を広げ、彼は叫ぶ。 降臨する神を受け止めるかのようなそれは、子を受け取ろうとするような姿であった。 神の親、然らば彼もまた神。 目前に白い蛍光色が集っていき、辺りの色彩が失われていく。 どんどんと光は肥大していき、広大な部屋1つすら埋め尽くしてしまいそうになる。 王、否、現人神の身体を呑み、白1色が多い尽くす刹那。彼は恍惚を前に見たくとも見れなかった。 正何面体かを数えるのも億劫になってしまう結晶の面1つ1つ、その隅に――右手のない桃髪の女性が映り込んでいることを。 「神よ!! 私を理想の世界へ――――――――」 全てを光が呑み込む――――今こそ神の降臨の刻。 残されたのは、ただ回転を続ける神の眼だけ。 その後、彼らの行方を知る者は、誰もいなかった。 [a little wish in the despair] 季節が巡り、冬が訪れた山麓の村に雪が降る。 冬になればノースタリアに近いこの村は毎年大雪が降り、人々は雪かきに勤しむ。 この村の家々は対策として一般的な民家よりも屋根を斜めに建てているも、それでも雪は積もってしまうからだ。 雪を掻く重い音と、屋根から一気に雪が落ちる音を聞きながら、彼女は外を眺めていた。 ざっ、ざっ……ごうっ……どしゃ。 景色を切り取る窓からも、時折崩れた雪がどうっと落ちてくる。今は、彼女の父が雪降ろしをしていた。 母親もちょうど、今は集会所に出掛けている。 暖炉の薪が弾ける音の中、パイを焼く甘い香りが部屋を漂っていた。これも、何度目のことだろうか。 彼女の心は――――スールズの冬の寒さのように、冷えていた。 ずっと聞こえていた雪の降ろされる音がなくなったのに気が付いた。その代わりに、ドアの開く音がした。 防寒具を身に付けながらも、雪が全身に降り積もり、顔を赤くした父親が立っていた。 「クレア、お客さんが来てるぞ」 手で雪を払いながら言い、父は振り返った。背丈に隠れていた少女が、おずおずと前に歩み出る。 同じように頬を赤くし、白い息が声と一緒に零れ出た。 「お久し振りです、クレアさん」 胸に手を当てた少女、アニーが微笑んだ。 ハーブティーを入れ、アニーは両手でカップを持ち手を温めるようにしていた。 再び聞こえ始めた雪降ろしの音を聞きながら、クレアもアニーも外を眺めていた。 2人とも、そうする理由があったのかもしれない。人は思いを馳せる時、大抵窓の外を見つめる。 「ヴェイグさん達がいなくなって、もう4ヶ月経つんですね……」 アニーが顔を動かさぬまま呟いた。彼女は正面に向き直って、少女の横顔を見た。 まだ幼さの残るあどけない顔立ちに、幾分かの影が落ちていた。 もうそんなに経ったのね、と答えて、アニーも正面を向く。 「ティトレイさんもまだ戻ってきてないそうです。この前ヒルダさんの所に行ったら、やっぱり寂しそうでした。 言葉はぶっきらぼうでしたけど。……ポプラさんも?」 「ええ。おばさんも、まだ行方不明のまま」 言葉を飲み込むように紅茶に口をつける。この話題を出す度に、重いものが胸に圧しかかってくる。 ハーブティーの爽やかな香りが、そんな気持ちを何とか落ち着かせてくれていた。 4ヶ月前、何の前触れもなく、ヴェイグがクレア達家族の前から立ち去った。 置き手紙もなく、近所に住むポプラにも話を聞こうと思って家に行けば、そのポプラもいなかった。 1年前のラドラスの落日、そして数ヶ月前に彼女、クレア・ベネットが王の盾に浚われるといった大事件はあったけれども、 基本的に何もない、平和なスールズにとっては2人の失踪だけでも事件となった。 幼馴染みのスティーブもモニカも、何も知らないと言っていた。 瞬く間に噂は広がり、何か事件に巻き込まれたんじゃないか、実は2人で駆け落ちしたんじゃないかと、諸々の憶説が飛び交った。 数日して、ペトナジャンカのセレーナから手紙が届いた。「ティトレイが遊びに行っていないか」と。 彼女は気になって思わず馬車でペトナジャンカまで行き、セレーナに聞いてみれば、 ヴェイグ達がいなくなったのと同じ日に弟のティトレイが失踪したという。 彼女の胸に、嫌な予感が過ぎった。 それから4ヶ月、何の連絡もない。 「ユージーンとマオは世界を旅しているから、何かヴェイグさん達の情報を得たら教えてくれると言ってくれました。 でも、今のところはまだ……」 カップを置かず、両手で抱えたままアニーは萌黄色の水面を見つめていた。 見つめていたけれど、実際見てはいないだろう。悲しく沈んだ自分の顔を誰が望んで見るだろうか。 ヴェイグも、ティトレイも、家族の何の連絡もなしにいなくなる筈がない。彼女にはその思いがあった。 だが、その2人が数ヶ月何も知らせないという事実が、不安の影を落とす。 ざっ、ざっ……ごうっ……どしゃ。 沈黙の中、雪の音だけが厭に聞こえてきた。気付けば、顔は再び新雪の降る窓を向いていた。 手持ちぶさたげに彼女は紅茶をもう1口飲む。 2人の間に横たわる沈黙は重々しく、棘を持って2人の胸を突き刺していた。 ざっ、ざっ……ごうっ……どしゃ。 「そういえば、クレアさん……お菓子を焼いているんですか?」 「え?」 静寂を破るアニーの上擦った言葉で、クレアは一瞬きょとんとし、すぐさまはっとした。香草の匂いの中に甘い香りが混じる。 「いけない、焦げちゃう!」 ぱっと立ち上がり、キッチンの焼き窯の中から慌ててパイを取り出そうとして、ミトンを付け忘れて慌てながら嵌める。 改めて取り出した時には、さくさくと焼き上がった生地が所々黒くなってしまっていた。 「焼いていたのを忘れてた……どうしましょう」 「大丈夫ですよ」 傍に寄っていたアニーがパイを指す。 「ほら、こことここ、ちょうどどこも焦げていませんし。それに、凄くいい匂いです」 「アニー」 「せっかく作ったピーチパイです。もったいないですよ」 微笑みかける少女に、彼女もつられて笑い頷いた。 焦げ目のない部分を上手く切り分け、一切れずつ皿に分け、今まで座っていたテーブルへと持って行く。 アニーは一口運ぶと、ぱっと顔を明るくする。 「美味しいです、クレアさん」 「あの後、おばさんに作り方を習ったの。それでもまだまだ敵わないけどね」 彼女も一口ピーチパイを含んだ。甘く、まろやかな味が口の中で溶けていく。 アニーは既に半分ほど食べてしまっていた。 含んでいた分を飲み込んで、小さいフォークを持ったまま、少女はクレアの方を向く。 「クレアさんは、やっぱり強い人ですね」 「え?」 「前に、ヴェイグさんがいなくなってしまった後に来た時も、クレアさんはピーチパイを焼いてました」 こつん、とフォークを置く音が鮮明に聞こえるほどに、彼女の頭ははっきりとしていた。 「クレアさんは、ピーチパイを焼いてヴェイグさんを待っているんですね」 思いがけないアニーの言葉に、クレアは何も考えられず、相手の顔をただ見つめるしかなかった。 可愛らしい顔立ちに浮かんだ微笑はどこか真剣さが混ざっていた。 その瞳に見抜かれ、少しして彼女は首を横に振る。 「あなたが思うほど、私は強くないわ。ピーチパイを焼くのも、ただ寂しさを紛らわせようとしているだけなのかもしれない……それに」 「それに?」 アニーの問い掛けに、彼女もフォークを置いて言う。 「もしヴェイグが戻ってこなかったら、この味は思い出す度に辛くなってしまうものかもしれない。それは、アニーも同じ」 私は、他人と寂しさを共有しようとしているだけなのかもしない、と彼女は思った。 ピーチパイの味を思い出して辛くさせるように、罪のようなものを他の人に押し付けているのかもしれなかった。 少女は、少し冷めた紅茶をすすって、クレアにもう1度微笑んだ。 「いいえ。私は、クレアさんのピーチパイの味を思い出す度に、強くなれます」 その言葉に彼女の目は大きく見開いた。 「不安な気持ちも分かります。私も……不安で押し潰されそうでされそうで堪りません。 でも私は、クレアさんの行為がきっと、心の弱さではなく強さから来るものだと信じています。 本当は、ヴェイグさんは戻ってくるって、心の奥底で信じているんだと思ってます。 だから私も、クレアさんの姿を思い出して、頑張ろうって思えるんです」 横槍を入れられぬよう、捲くし立てて言ったアニーは、一拍置いて「唯の独り善がりかもしれませんけど」と付け加えた。 彼女は、自然と首を振っていた。それを見て、アニーは組んだ手を胸に置いた。 「クレアさん。きっと、きっとヴェイグさんは戻ってきます」 そうして、クレアは気付いた。アニーは、自分自身に言い聞かせているのだ。 不安で一杯な気持ちを精一杯隠すように、ヴェイグは必ず戻ってくると、そう心の中で繰り返しているのだ。 目の奥が熱くなる。 私がしっかりしないでどうする。家族の帰りを待つのは、家に残る家族の役割なのに。 「ありがとう、アニー。そうね……待たなきゃ」 帰ってきて、安心して「ただいま」って言えるようにするのは、家族の役割なのに。 「私が、私が待っててあげなきゃ、ね」 目頭を手でこすって、潤んだ目を見せないように、それでもしっかりと前を向く。 「さ、食べちゃいましょう? せっかくのピーチパイ、だものね」 「……はい!」 ピーチパイを残さず食べて、少し話をした後、アニーは雪の中の馬車で帰っていった。 もう少し遅れてしまうと、ミナールから出るバルカ行きの船に間に合わなくなってしまうらしい。 泊まったら、とクレアは提案したが、明日は医院での仕事もあるので、と小さな医師は断った。 アニー曰く、心のケアも医師の仕事らしい。自分を心配してわざわざ来てくれたのだろうか。 だが、同時に心のケアをする側にも、癒す人間が必要なのだ。 アニーも不安で胸が張り裂けそうだったのかもしれない。結果としてアニーの心も軽くなったのなら、それで良かったと思う。 今度はピーチパイの作り方を教えてもらいに来ます、と笑いながら言っていたので、逆に私がバルカに行くわ、と答えた。 最後に、アニーは「ヴェイグさんがクレアさん1人を残す筈がない」と言っていた。 どうして、ヴェイグは私達の前から去ったのだろう。 何か理由があったのか、それとも事故や事件に巻き込まれたのか。彼女は考えるも、答えてくれる人はいなかった。 もう1度、不安という負の感情が手を伸ばしてきた。けれども、クレアは大きく頭を振って手を払った。 アニーも帰りを信じている。自分が挫けてはいけない。 ヴェイグがいつ戻ってきてもいいように、私はピーチパイを、彼の好物を作りながら待ち続けよう。 沢山食べてもらって、美味しいと硬い顔を笑わせてあげよう。 雪が降る。今年の冬も寒さが厳しそうだ。心の炎に薪をくべて、願いながら彼女は待つ。 空から白く降る結晶を、彼の力を思い出させるそれを見上げながら、彼女は呟いた。 「ヴェイグ……私、信じてるからね……」 甘く漂っていた残り香が雪の中に消えていき、残った悲しみだけが村を漂っていた。
https://w.atwiki.jp/sevenlives/pages/1194.html
シーダー? リーチャー?
https://w.atwiki.jp/animech/pages/56.html
エルフェンリート アニメエルフェンリートに関する情報を集めているページです。 このページをお気に入りに追加すると、いつでも最新情報を見ることができます。 Amazon.co.jp ウィジェット 目次 あらすじ 動画検索 最新情報(ブログ) 成分解析 コメント欄 あらすじ 公式サイト Wikipedia-エルフェンリート 側頭部の対となる2本の角とベクターと呼ばれる特殊な能力を持つ女性型ミュータント・二觭人(ディクロニウス、觭は{角奇})。彼女らは人類を淘汰する可能性を持つとされ、離島の国立生態科学研究所に国家レベルでの極秘機密として隔離、研究されている。 ある日、偶発的な事故によって研究所に隔離されていたディクロニウスの少女・ルーシーは拘束を破り、警備員と研究所室長・蔵間の秘書・如月を殺害、研究所からの脱走を試みる。海に飛び込む直前に頭部に対戦車用徹甲弾(劇中では「対戦車ライフル」とされていたが、狙撃手が「50口径」と発言している事から「対物狙撃銃」の誤り。形はアークティク・ウォーフェア・マグナムをカスタムした様であるが)の衝撃を受けるが幸い軽傷で済み、彼女はそのまま海へ投げ出される。 一方、大学に通うため親戚を頼りに鎌倉にやってきた青年・コウタはいとこのユカと共に由比ヶ浜を訪れた際、そこで浜辺に佇む全裸の少女を見つける。その少女は、海に落ちた後由比ヶ浜に流れ着いたルーシーだった。 ルーシーは逃げ出す際頭部に受けた衝撃で記憶を失った上、人格が分裂して全く別の人格に入れ替わってしまっていた。「にゅうにゅう」としかしゃべることの出来ない彼女をにゅうと名付けたコウタとユカは、彼女が人類を滅亡させる存在とは知らずににゅうをコウタが住むことになる楓荘に連れて行き、一緒に暮らす事になるのだが…。 動画検索 YouTube「エルフェンリート」 ニコニコ動画「エルフェンリート」 最新情報(ブログ) #blogsearch2 成分解析 エルフェンリートの39%は鉛で出来ています。エルフェンリートの24%は歌で出来ています。エルフェンリートの13%は白インクで出来ています。エルフェンリートの11%は欲望で出来ています。エルフェンリートの9%は白い何かで出来ています。エルフェンリートの3%は理論で出来ています。エルフェンリートの1%は運で出来ています。 コメント欄 名前 コメント ▲PAGE TOP Update 2010-06-17 22 35 41 (Thu)Total - /Today - /Yesterday - ブログやサイトに貼るだけ。お小遣いをゲットしよう! ▼クリックすると関連する動画をすばやく表示します! アニメ ゲーム 無料 トレント 壁紙
https://w.atwiki.jp/animeyoutube/pages/412.html
【 YouTubeアニメ無料動画@Wiki >君に届け>【MAD】君に届け「Super Driver」】 【MAD】君に届け「Super Driver」 YouTube , ニコニコ動画 ,veoh,MEGAで 無料 で見れる【MAD】君に届け「Super Driver」の アニメ 動画 を紹介。 更新状況 更新履歴を必要最低限にわかりやすくまとめたものです。 【広告】あの部長のドメインが、ワタシのより可愛いなんて・・・・。 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【今更】刀語:アニメ最新話追加しました!(9/23) 【最新】けいおん!!:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【最新】屍鬼:アニメ動画2本追加しました!(9/23) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【ソノ他】動画ページ上部に「お知らせ」を追加しました!(9/23) 【過去】とらドラ!:アニメ動画10本追加しました!(9/5) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(9/2) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/30) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/30) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/26) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】殿といっしょ:アニメ動画3本追加しました!(8/25) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【修正】デュラララ!!:第7話を視聴可能な動画に更新しました!(8/16) 【今更】刀語:アニメ最新話追加しました!(8/16) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/15) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【過去】とらドラ!:アニメ動画5本追加しました!(8/14) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/12) 【ソノ他】70万ヒット達成!ありがとうございますヽ(´∀`)ノ(8/11) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/11) 【過去】とらドラ!:アニメ動画10本追加しました!(8/11) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【関連】殿といっしょ:MAD動画等7本追加しました!(8/10) 【最新】殿といっしょ:アニメ動画2本追加しました!(8/10) 【過去】こばと。:アニメ動画全話追加し終えました!(8/9) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/8) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/8) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/6) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/3) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/3) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/3) お知らせ↓追加しました!(9/23) 最近、更新が停滞していて本当にごめんなさい。管理人の都合で、またしばらくサイトの更新ができなくなります。えっと、都合というのはちょっとした国家試験なんです。もっと早く勉強を始めていれば・・・と後悔が募るばかりですが、この度、生まれて初めて(!)本気を出そうと思います。もうすでに遅いような気もしますが、ネットするのを我慢して、自分なりに頑張ってみようと思ってます。たまに更新することもあるかもしれませんが、その時は勉強サボってるなあと思ってください(^^;) 更新は10月下旬頃に再開する予定です。怠け者でダメ人間な管理人ですが、これからも生温かい目で見守ってくれるとうれしいです(*´□`*)♪ ※実はこっそり隠れてツイッターもやっています。あまり見られたくないですが、もし見つけたらリプくれると喜びます! 当サイトについて 動画は最近放送されたアニメを中心に( ´∀`)マターリ紹介しています。管理人の気まぐれや人気記事ランキング、リクエストなどを参照して過去のアニメも更新してます。最近はニコ動などのMAD動画やYouTubeなどにあるOP&EDもバリバリ更新!事前に動画共有サイトから埋め込みタグを取得しているので、他サイトに移動する必要はありません。再生マークをポチっとするだけでOK.゚(*´∀`)b゚+.゚ veoh アニメ動画専用。再生マークを一回押したら見れます。削除されている場合も結構あります。30分以上だと5分間しか見れませんが、ほとんどのアニメは30分以内なので全部見れます。→ Ranking MEGA アニメ動画専用。再生マーク赤をポチっとしたら、広告といっしょにもう一度表示されるので、再生マーク緑をクリックすると再生できます。あまり削除されません。72分間連続視聴すると動画が見れなくなりますので、その場合は54分空けてから見て下さい。また通常は1日に10本までしか見れません。→ Ranking YouTube アニメ動画やMAD動画など。再生マークを一回押したら見れます。アニメ動画の場合は削除されることが多々あります。MAD動画の場合はなるべくコメント付きのニコニコ動画で見ることをお勧めします。YouTubeだけで紹介(そんな時期がありました…)しているアニメ動画のページは、かなり削除済み多数です(*_ _)人ゴメンナサイ。全部はとても対応できそうにないので、どうしても見たい動画は【リクエスト】してください。→ Ranking ニコニコ動画 MAD動画など。再生マークを一回押したら見れます。削除されている場合もたまにあります。通常は登録しないと見れませんが、埋め込みなのでログイン不要です。コメントに慣れてない人は右下の吹き出しマークをクリックして非表示にしてみてください。広告は×を押して消して下さい。→ Ranking コメントについて↓一部更新しました!(9/23) いつもたくさんのコメントありがとうございます!遅くなる事もありますが、すべて読ませてもらってます♪ 少し注意事項です。動画ページには各ページ中部に感想を書くためのコメント欄がありますが、最近そのコメント欄に「動画が見れない」などのコメントが目立ちます。そのような視聴不可報告は【リクエスト・視聴不可・不具合報告】にコメントしてください。それ以外のページの視聴不可報告は見落としてしまって対応できないことがあります。ご協力よろしくお願いします。 上の注意事項は一部の方です。みんなの感想や応援のコメントには本当に感謝しています!励まされます!アリガトウ(●´∀`●)ノ 見れない時は… veohとMEGAの両方とも削除済みで見れない時は【視聴不可報告】にコメントして頂けると助かります。 動画の視聴に便利なサイト ■GOM PLAYER:MP4やFLV動画の再生ソフトです。DVD,AVIなどの再生にも対応しています。 ■GOM ENCODER :対応ファイル形式が豊富なカンタン高速動画変換ソフトです。PSP/iPod/iPhone/WALKMANなどに対応。 ■バンディカム:CPUの占有率が低く、キャプチャー中でもゲームがカクカクしません。無料動画キャプチャーソフトの新定番です。 動画を見る前or後に押してくれるとうれしいですd(≧▽≦*d) 【お気に入りに追加する】【 bookmark_hatena】 ニコニコ動画 このページのタグ YouTube アニメ 無料 動画MAD 君に届け アニメ 君に届け MAD 歌:胡桃沢梅 SuperDriver もっと評価されるべき エアギター コメント(感想) 動画【MAD】君に届け「Super Driver」に関するコメントを気軽に書いてください♪ 名前 クリック単価、広告の種類、管理画面の使いやすさなど総合的に判断しても1番オススメです(●`・v・) 今日の人気ページランキング にゃんこい! 第4話「美しい人」 おまもりひまり 第2話「海ねこスクランブル」 クレヨンしんちゃん シロをレンタルするゾ 昨日の人気ページランキング 荒川アンダーザブリッジ OP「ヴィーナスとジーザス」Full らき☆すた 第14話「ひとつ屋根の下」 【マイムマイム】マサオミマイム【紀田正臣】 君に届け 第13話「恋」 屍鬼 コメント/ひだまりスケッチ×365 第11話「9月28日 パンツの怪」 デュラララ!!ラジオ 略して デュララジ!! 第1回 デュラララ!! 公式パーフェクトガイド けいおん!の歌のシーンを集めてみた